千葉 一戸建てを忠実に表現してみました
個別にその細かい配慮ぶりを見てみよう。
たとえば、アイスクリームや冷凍食品を運ぶ冷凍トラックは商品管理温度がマイナス別度以下となっている。
これらのトラックは、最初は荷台はひとつの冷凍部屋だけという共同配送センターには、自動のラベリングや自動仕分け、自動倉庫などの機能が備えられ、極力人件費コストを削減できるシステムになっている。
配送センターは、SEがチェーン店舗を増やすに従ってますます必要となり、商品分野別にも、地域的にも広がり始めた。
データは少し古いが、同社の共同配送センターは弁当類商品、冷蔵商品、冷凍、加工食品、雑貨が主に貯蔵されている。
ただ、温度帯別の配送では加工食品と雑貨は同じ便に載せられることになっている。
しかし、夏場など、配達のために後部のドアを開けると冷気を逃してしまい、庫内の温度が上昇してしまうことが多かった。
これは解けやすいアイスクリームのような商品にはきわめて厄介な問題だった。
そこで、庫内をふたつに仕切って「二室式」の冷凍トラックを作った。
配達があとになるものは奥の方の庫内に入れておき、急ぐものをすぐ出せる手前の庫内に入れておくのである。
工夫はそれだけではない。
初期の冷凍車は蓄冷式で冷凍能力が弱く、いったん庫内が暖まると、すぐには冷えにくいという弱点があった。
そこで、二室式に変えた際に強制冷却装置を付け、マイナス別度以下の温度の維持に心がけるようにしたのである。
逆に弁当、おむすびなど暖かいものを運ぶ保温車を見てみよう。
SEでは「米飯車」と呼んでいるようだが、こちらの庫内はエアコンで摂氏別度プラスマイナス2度以内という設定になっている。
当初、SEではおむすびについては、妬度を超すと大腸菌が増殖するなどの不安があるなど衛生面の配慮から、岨度以下が望ましいと考えていた。
ところが、そのころの配送車の庫内にはヒーターが通らないため、北国や山間部では晩秋から早春にかけて、外気並みに冷えてしまうことがあった。
食品の鮮度や味などについて研究機関に委託して調べてみると、米飯は摂氏略度以下になると、味が落ちるという。
米粒の表面が劣化するアルファ化という現象だが、衛生面と味の両立を図るには、ずいぶんと狭い温度帯で商品を配送する必要のあることがわかった。
そこで、味と衛生の両面から最適と思われる、摂氏別度プラスマイナス2度以内という設定にしたのである。
共同配送車には、他にも牛乳や生鮮食品を運ぶ保冷車(チルド車)や普通のバンもあるが、荷の出し入れのし易さや交通安全、労働環境などにも配慮してあることはいうまでもない。
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